今日は創業支援セミナーの2回目。
テーマは「経営における会計の仕組み」でした。
個人事業主として開業して4ヶ月。右も左もわからない中で、こうしたセミナーは本当にありがたい。
特に今日は、インボイス制度についても説明してもらえて助かりました。
登録はしたものの、「なんのために必要なのか」「どう活かすのか」がよくわからずにいたので、実例を交えた講師の方の説明はとても参考になりました。
帳簿のつけ方など、少しずつ“事業者としての実感”が湧いてくるような内容で、受講してよかったと思える時間でした。
…ところが、セミナーの最後に少し?大変?モヤッとする出来事がありました。
終了直前、前回の講師の方が登場されて、こう言われたのです。
「ChatGTPを使えば画像も作れますし、Canvaとか使えば、簡単にチラシなんか作れますのでね。」
一瞬で私の表情が変わりました。
もちろん、「ツールを使えば誰でも発信できる」という意味で言われたのだと思います。
けれど、私はデザイン業を仕事にしている立場として、その言葉に大きな痛みを感じました。
私は今、開業して4ヶ月。
まだ大きな仕事は少なく、少しずつ信頼を積み重ねている途中です。
そんな中で「簡単にできる」と言われてしまうと、「自分の努力や技術の価値はどこにあるのだろう」と胸が締めつけられるような気持ちになりました。
デザインは“クリックひとつ”で終わる作業ではありません。
色やレイアウト、文字の配置、視線の流れ、心理的効果…。
伝えたいメッセージを「形」にしていくには、技術と経験、そして相手の想いをくみ取る感性が必要です。
Canvaのような便利なツールを使うこと自体は素晴らしいこと。
でも、それを「誰でも簡単に」と言い切ってしまうのは、やはり違うと思うのです。
セミナーには、いろいろな業種の方が参加しています。
パン職人さんもいれば、福祉関係の方、ネイルサロンの方、農家の方も。
それぞれが「自分の仕事を大切にしている人たち」です。
だからこそ、講師の方々にも、その多様な立場に少しだけ思いを寄せてほしい。
私はその気持ちを丁寧に伝えたくて、後ほど事務局へメールを書きました。
件名:セミナー内容に関するご意見
お世話になっております。
如月香織です。本日の創業支援セミナーの最後に、前回の講師の方が「Canvaなどを使えば簡単にチラシが作れます」とお話しされていました。
もちろん便利なツールとしての紹介だとは思いますが、現在デザイン業を生業としている立場からすると、少し配慮に欠ける表現のようにも感じました。私自身、チラシ制作などを仕事としておりますが、開業して4ヶ月、まだ十分な案件がない中で、このような発言は正直不安を感じました。
セミナーにはさまざまな業種の方が参加されていますので、今後は多様な立場へのご配慮をいただけますと幸いです。ご理解のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
送信ボタンを押す前、少し迷いました。
「苦情」と受け取られるのではないかと不安にもなりました。
でも、あの時の気持ちをなかったことにするのは違う。
伝え方さえ丁寧であれば、「意見」として受け止めてもらえるはず。
そう思って、正直な気持ちを書きました。
ビジネスの世界では、いろんな立場の人が共に学び、成長していきます。
だからこそ、“誰かの言葉で誰かが傷つかない場づくり”はとても大切。
講師の一言で励まされる人もいれば、少し落ち込む人もいる。
だから、ほんの少しの思いやりが、学びの場をもっと良いものにできると信じています。
創業支援セミナーは、私にとって成長のきっかけをくれる大切な場所です。
だからこそ、より多くの人が安心して学べるように。
これからも率直に、そして前向きに、感じたことを伝えていこうと思います。
というブログを書きましたというお知らせも追記で送信しておきました。
うん。
なんていうか、すごく納得できてない。w
ChatGTPもCanvaもすごく便利に使ってますよ。日々、私も。
就労支援の動画編集もCanvaですよ。
ChatGTPなんて、マジなんでも聞いちゃうし、それこそセミナーで「やってみてください」って言われたやつなんて、とっくに信金の開業資金申し込みの際に使って作ったし。
便利なのはわかる!わかるけど!!
なんていうかなぁ、やっぱりいろんな業種の人がいるっていう配慮がなぁ…。
無いように感じちゃうよね。
んー、市内からは仕事無さそうだな。
だって、みんな「Canvaで簡単にできちゃうんで」って言われたしね。
そんなことにお金払って頼む人いないよね?ウケる~。
すごくいいセミナーでした。
来月、3回目・4回目と続くけど、なんか気が重いなぁ。
全部行かないと創業者支援受けられないので行くけどね。行くんだけど、行く気が失せたなーって。w
